部屋とTHE FIRST SLAM DUNKと私

一人暮らしを始めて7か月経った。

いまだに洗濯物はサボりがちで自炊はそこそこ、片付けはほどほどでお金の管理はカスといってもいい。なんせ何にもない村から大都会に私はもう一人で引っ越してきたのだ,。なんでもあると目移りが止まらなくなって、豪快になってしまう。

豪快と言えば、先日THE FIRST SLAM DUNKのグッズ、円盤を4万円分購入した。

生きる糧だ。バイト代をつぎ込んだ。THE FIRST SLAM DUNK……ここからはザファと呼ぶ。ザファに出会ったのは6月だった。メチャクチャ面白い、後悔するからスクリーンで見なかったならテレビとかで見ない方がいいとまで言われていて、まあ桜木花道とルカワがライバルなのとバスケがしたいです……といいからドーピングだ しか知らない自分が観ても楽しめるのかという不安があった。

もうわかっていると思うがめっっっっっっっっっっ……………………ちゃくちゃ面白かった…………………………………

まず、前提として私はCGアニメが苦手なのだが、まったくあのCGアニメ特有の感じがなかった。

仲が良いのだろうということが見てとれる兄弟がバスケをしている。見ているうちにこの家族に不幸が起こったことも分かった。お兄ちゃん、ソーちゃんは悲しみに暮れるお母さんを抱きしめて「俺がこの家のキャプテンになるよ、母ちゃん」と言った。お父さんは自分を家のキャプテンだと言っていたのだろうか、もしかしたら海のキャプテンとかけていたりしたのかなと思った。まずこの映画で驚いたのがまだソーちゃんは小学生ということで、てっきりもう中学生あたりだと思っていた。優しくて聡明な子だなと思ったが、一人になると涙を流しているところを見て ああこの子は強がっているだけでまだ子供なのだと少し安心したのもつかの間、露骨なフラグが建てられた。行っちゃだめだ、本当はもう帰ってくるななんて思っていない。一緒にワンオンワンしたかっただけで___

暗転。場面が変わりごつごつした男の人の手が写る。リストバンドをつけるだけなのに見入っていた。またこの手が成長したリョーちんのものであることも何となくわかった。「……行ってくる」と言ってこぶしを握りこむ。

鉛筆で湘北メンバーが描かれる。絵がうますぎる。花道にはリーゼントのイメージしかなかったため流川だけあっ流川だ。と分かった。

……とまあ、序盤から引き込まれていったわけだ。それはもうハマりにハマり、6月から終映の8月31日まで合計22回見た。もっと早く見ていなかったことを死ぬほど後悔した。何回見ても泣いていた。飽きというものがなかった。友人から意味がわかないと言われた。友達6人くらい連れて行って、みんな2回以上見ていた。嬉しかった……

単行本も買った。絵がうますぎるし面白すぎる。連日インスタのオタクアカウントでスラムダンクが面白すぎるという話をして、そういう話をまとめたハイライトが今3個くらいある。あと7年ぶりに夢女になった。

SLUMDUNKってこんなに面白かったんだ……どうして今まで見ていなかったんだと後悔したが、思えば触れるチャンスはたくさんあった。

中学生の時バスケ部だったのだが、顧問が技術の教師で技術室を私物化しておりSLUMDUNKを置いていた。私はそれを読もうとしたが、いかんせん難しい。掃除の時間にサボって読むくらいしかできずに、花道が晴子ちゃんに惚れてバスケをするところまで読んで卒業した。

高校ではSLUMDUNKが映画化すると聞いてアニメをちょっとだけ見たら大黒摩季の「あなただけ見つめてる」がEDなのにビビった。そんなことあるか?

集中し切れなかったこともあり序盤でほかのコンテンツに目移りして行っていた。バカ。

よく私はオタクの友人と通話をするのだが、「もっと早く知っていればよかった……」というと「きっと一番いいタイミングで出会ったんだよ」と言われる。高校生の時にはまっていたって地元に映画館はないのだからこんなにザファを見れることはなかった。

確かにそうだ。それにザファがこんなにロングランでなければこんなに見れることもなかった……が普通に4月あたりで観ていれば三井寿誕生日記念応援上映に行けていたのは私にとっちゃ人生でワースト3に入るくらいの屈辱だ(水戸洋平

ちなみに応援上映はその後の分は全部行った。リョーちんの誕生日記念応援上映は隣の県の友達がこっちに来てくれる予定だったが、チケット戦争に敗北し席が空いていた友人の住む隣の県に行った。(ここの文分かりにくくてすみません)まあ死ぬほど楽しかった。うちわを作ったり、公式のタオルを持って行ったりして気合が入りすぎていて逆に浮いていたかもしれないが、みんなザファのオタクだと思うと安心感があった。大喜利や物語パートでのヤジがほぼなく、気持ちのいい声援で埋め尽くされた映画館は最高の空間だった。初めての応援上映は最高の思い出で埋め尽くせられたのだ。一方、最後の応援上映では初回で行く予定だった大きいほうの映画館に行ったが、竹中先輩へのヤジや大喜利腐女子丸出しの発言が多く見受けらたのが少し不快だった。私もBLを好んで見ているが、そういうのはさすがに公共の場ではわきまえて欲しいというのがお気持ちだ。まあそれはそれとして歓声のテンションがめちゃくちゃ高くて最高だった。

さて、ここまで長々と話してきたが 私はSLUMDUNKの登場人物の中でも特に三井寿に非常に入れ込んでいる。非常~~~~~~……に入れ込んでいる。

君の目も鼻も口も顎も眉も寝ても覚めても超素敵!!!SHISHAMO)見た目も中身も超ドストライク一直線ラブビームだ。別ジャンルの話になってしまうのだが、私の好きなキャラクターにテニスの王子様宍戸亮という男がおり、彼は決意表明のために長かった髪をバッサリ切ったというエピソードがある。まあ……そういう男が好きなのだ。

三井寿は本当にいい。毎日見ても飽きない。なんかこう、本当に気持ち悪いのだが家に三井寿のイラストを印刷して貼ったり湘北メンバーの身長をマステに書いて壁に張ったりしている。ザファを観なかったら三井寿という最高の男を知らずに死んでいたのかと思うとゾッとする。

井上先生、三井寿を……ありがとう。

あと、中学時代に自分はSLAM DUNKで言うと誰?とバスケの顧問に聞くのが一瞬流行り、私は流川と言われ イケメンだったのでまあええやないかと喜んだのですが

今思うとポジションが一緒なのと授業中バカスカ寝ていたからだと思われます。

 

10-FEETさん紅白歌合戦初出場、第ゼロ感ストリーミング2億回再生おめでとうございます。第ゼロ感死ぬほど聴いております。サウンドトラックもザファロスの身に大変染みており、いつも大変お世話になっております。