俺のメスお兄さんがこんなにエッチな訳がない

こんにちは、ペポ島です。

みなさん、pixivは見ますか?

私は最近ミュを観に行ったことにより刀剣乱舞に再熱し、pixivで江派の二次創作を夜中の3時すぎまで見ています。ノーマークだったはずだよな、江派なんて。

 

さて、一次二次問わずpixivでBLを嗜む方は数え切れないほどいるでしょう。

その中でも1回は聞いたことはあるであろう、「メスお兄さん」という単語。

あまりにも腐女子に都合が良すぎますよね。

詳しく説明すると、

 

見た目は普通の成人男性。しかし、ちょっとした仕草やボディラインに、男性向け作品に登場する"エッチなお姉さん"に感じるような、包容力や母性をもとにした色気を醸し出してしまう。

"娘"や女子"ではなくメス"と称されるのは、情事の際に連想させる色気もセットであるため。_numanより

 

本当に腐女子に都合がいいな。

こういったメスお兄さんとはほぼ総じて受けですが、私たちはメスお兄さんの「雌性」に期待しすぎではないかと疑問を呈しました。

メスお兄さんとはいえ彼らは立派な男性。

メスすぎてはいけないのです。

 

めんどくさいオタクだなとは自分でも思います。でもメスお兄さんが好きだからこそ、メスお兄さんついて真剣に考えたい。

メスお兄さん……

 

理想のメスお兄さん……か……

 

身体は決して貧相ではなく、むしろ程よく筋肉が付いていて男らしさも兼ね備えるメスお兄さん……

 

勃起したことを「勃った」ではなく「勃起した」って言う天然クール系メスお兄さん……

 

ムラムラしている時に背景にムラムラ♡と出るメスお兄さん……

 

メスお兄さんが知らない男性と話しているのを見て嫉妬してしまい、素っ気ない態度を取ってしまうが ただの道案内だったらしくめちゃくちゃ安心する俺をからかうメスお兄さん……

 

メスお兄さんが俺のために料理を作ってくれたものの、失敗して黒焦げになったものを食べた俺。「お腹壊すよ」と心配して止めてきたが「ううん、お兄さんの作ったのが一番すき」と言うと「そっか」と言ったきり目が合わせられなくなるメスお兄さん……

 

お風呂上がりのメスお兄さんがあまりにも扇情的で、誤魔化すために素っ気なく「こっちはあなたをそういう目で見ているんだからちゃんと服着て」と言うと「……別にいいのに」と返すメスお兄さん……

 

いてもたってもいられなくなりメスお兄さんにキスしようとするがなんとか思い止める。しかし次の瞬間見えたのは紅潮した頬で期待が外れてしまったという残念そうな表情をするメスお兄さん……

「まだ、ダメ」と感情の混ざった表情で俺に告げるメスお兄さん。我慢をしているのは、させているのはどちらなのか__

 

散々「待て」をされてきてもう辛抱たまらずメスお兄さんを押し倒してしまい、また「待て」をされるものの屹立した己を押し付け「もう、俺は待てないよ」と言った。「、ぁ……」と声を漏らし目を逸らそうとするもの穴が空くほどに俺が見つめるのでそうもいかず頬を紅くしながらこちらをチラチラと伺うメスお兄さん……

 

「嫌なら殴ってでも止めて」と言ってメスお兄さんの均整のとれた身体を暴き出す俺に最初は抵抗する素振りを見せるが最終的には受け入れてしまうメスお兄さん……

 

色気のすごいメスお兄さんなのでさぞかし経験豊富かと思いきや前も後ろも未経験で多少痛がっており「……がっかりした?」と言われるが「んなわけっ……」と余裕のない俺を見て少し緊張がほぐれるメスお兄さん……

 

ゆっくりこねていくとだんだん声が甘くなり「ふっ……う"、あっ、あっ♡ん、ん"ンッ……♡」と喘ぎ声を我慢するあまり零れるような声になり、だいしゅきホールドをしてしまうメスお兄さん……

 

その時やっとキスができたが、歯がぶつかってお互い笑ってしまった。

 

 

 

昨晩死ぬほど激しいセックスをしたにも関わらず俺より早く起きているが腰はバキバキでまともに立てないメスお兄さん…… 

 

俺の作ったオムレツになりぞこないのスクランブルエッグを愛おしそうに食べるメスお兄さん……

 

思わず口に出た

 

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「……すっ飛ばしすぎ」

「あっ……えっと」

それはそうだ。そもそも俺たちは付き合ってすらなかったのに、……セッ、クス……をして、次の日にプロポーズなんてかなり、だいぶ引かれてしまったかもしれない。マズった。どうしたら____

 

悩んでいるとお兄さんが立ち上がり、ふらふらとおぼつかない足取りでこちらに来るので急いで俺も立ち上がり支えようとしたらお兄さんが俺を抱きしめた。

「本当に俺でいいの?」

 

これはOKということだろうか、抱きしめ返して俺も応える。

「……あなただから、好きになった。あなたがいい。」

それからはキスをして、朝食を片付けたらゆっくりと流れる時間を2人で過ごした。

アイボリーのカーテンの隙間から入る光が外の快晴を知らせていた。